2009年1月17日発行
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(編集 Tanaka)
MLの定着、HPの充実、共有フォルダーの立ち上げ等、整備されたICT環境のもとで情報伝達速度は速まるばかりですが、丑年にちなんで、日々の作業は一歩一歩着実に進めていきましょう。今年も会員の皆様のご健闘を期待いたします。
(代表 Nakamura)
今年のブロック会議は9月18日(木)19日(金)の2日間、総勢300人が参加して岩手県盛岡市で開催されました。館長会議、図書館部会、点訳(校正)部会、音訳(校正)部会、デイジー部会があり、アイネットからは山形のOnumaさんと私の2人が点訳部会に参加しました。
点訳部会のテーマは「点訳活動(制作、技術の向上)の現状と課題」です。1日目は北海道、青森県、宮城県、岩手県からの4人のパネラーによる発表、そして、にじの会代表のKato Mihoko氏の講演でした。質疑応答の時間はなく、皆さんの発表を聞くだけでしたが、どの地域も点訳中、校正中にわからない点が出てきた場合の解決方法に悩みを抱えながらも、最大限努力をして完成させている様子は我々と同じだなと感じました。
2日目は全体会で前日の各部会報告と記念講演がありました。記念講演は「手で見る博物館」館長Sakurai氏による「百聞は一触にしかず〜触察の世界を求めて〜」というタイトルで、実際に博物館に展示されている品々を壇上に並べての講演でした。博物館には「小さいものは大きく、大きいものは小さく」をモットーにいろいろな模型を解りやすく展示しているそうです。アリやカマキリは手のひら大。宇宙の模型では100万分の1の大きさで、直径が大人の背丈ほどもある大きなボールが太陽。水星、木星、地球、月などを等縮尺で小さくし、実際に触って大きさを比較するという,お話に引き込まれ1時間半の講演はあっという間でした。
最後に来年の開催地は宮城県に決まりました。有意義な会議ですので是非皆さんも参加しましょう。
(Isiyama)
9月20日に今年で3回目となる、Oasaご夫妻とアイネット利用者4名、そして、アイネット会員10名による、座談会が開催されました。
日頃のアイネットの活動に対して、利用者として感じていることや要望についてOasa先生にざっくばらんに語っていただこうという企画でした。
「街を散歩や買い物ができる道案内となる浮き文字地図作成」について話題がありました。この要望に対して、作り手がその街を詳しく知っていないと作成は難しいが、エ−デルで作成することは可能であると回答いたしました。 中途失明者が触読できるように、L点字物(6点のサイズが1.5倍大きく、打点の大きさも大きい)についての要望は、新たな点字プリンター購入が必要なので現時点では対応が難しいと回答いたしました。
点訳ではないが、「自分でサイン(自分の名前を墨字で書く)したい」、という要望もありました。これに対しては「みんなで練習しましょう」、ということになりました。
資料作成に携わるボランティアから点字と墨字の両方可能な弱視の方に、点字あるいは墨字、墨字の場合の文字サイズなど、作成条件を遠慮なく要望してほしいとありました。点字の「こた」の数のことや用紙厚均一化の話題もありました。
「単語はカタカナ表記に」という要望には、英単語を知らないと難しい、英語略字については困難と回答しました。「表は苦手」なので項目や行替で対応してほしいという要望もありました。
点字ルールに基づく「マスあけ」や「分かち書き」について、作り手も利用者も戸惑うことが多いという話題がありました。
「みそ□ラーメン」と「しおラーメン」の違いなど説明がありました。一般化された用語は分かち書きを省略しています。点訳者の注記も必要ではという意見がありました。
各利用者は色々なアプリケーションを使用しているので、パソコンメンテナンスは個別対応である現状が示されました。将来的にはパソコン環境統一の必要性が示されました。
パソコン教室での、音量の大きさや音声をON・OFFする話題がありました。できるだけ、全ての参加者が話しを聞き取りやすくする工夫が必要であることを再認識しました。
利用者やボランティアが普段考えていることを互いに知る貴重な機会となりました。座談会に出た要望や意見を生かし、今後の活動に生かしたいとアイネット一同身の引き締まる思いでおりました。参加された皆様ありがとうございました。
(Tanaka Takasi)
11月9日(日)、障害者や救護者ら230余名の参加で、「第55回函館市身体障害者福祉大会」が、福祉センターで開かれました。午前中は主催者のあいさつにはじまり、表彰式、Nisio函館市長ほか来賓者の祝辞があり、全体会議では、各種福祉活動を推進していく思いをあらたに、市への要望を決議したのではないでしょうか。
日頃の活動が認められ、視覚協会からKomoriさんは社協表彰、HiraiさんとWakebeさんには連合会長表彰が贈られました。おめでとうございます。
午後の「ふれあいの集い」では、踊りやカラオケ、ハーモニカの演奏があり懐かしい曲の数々を楽しませてもらいました。芸達者な、Okuharaさん、Wakebeさん、Maekawaさんの歌は心に深く響き、皆さんにも一度聞かせて上げたい思いです。
ボランティアは青い鳥さん、きつつきさん、つくしさんから各2名、そしてアイネットからNakagamaさんと私で、計8名でした。私には今まで経験がなく、何をすべきか分からず少し不安でしたが、お手伝いは、一階玄関からの誘導、受付、会場の席までの案内、昼食のお弁当を配付するくらいで、日頃より自立されている方々なので、特段な事がなく終えました。ボランティア!!と気負わず、一緒に参加する思いで関わればと、学んだ場でもありました。
(Hirooka)
1月の「デイサービスパソコン教室」はお休みです。今年度のパソコン教室も2月、3月を残すのみとなりました。次年度から、「パソコンインターネット教室」を「パソコン中級教室」として、サポート範囲を拡げたいと考えています。
1月18日(日)の函視協新年会サポートをお願いします。
2月は図書館利用者とボランティアの交流会が予定されています。「ガイドDVD」の普及活動が図書館事業として行われます。日程は決まり次第お知らせします。
函館市若松町33−6
函館市総合福祉センター函館点字図書館内
パソコン点訳グループ「アイネット」