2004年9月16日発行
8月5日(木)、福祉センター図書室において午前と午後の2回に分けて、パソ コンボランティア体験会を開催しました。参加者は、午前9名(男性4、女性5)、 午後7名(女性7)でした。初めての試みなので、募集状況から体験会の内容ま で手探りで進めましたが、多くの会員が用意周到に準備してくださったおかげで、 無事に終了することができました。受講生が予想以上に意欲的でした。アンケー トにもそのことが表れていました。これで皆さんの努力が報われた思いです。本 当にお疲れ様でした。
そして、島さん、三上さん、宮武さんには、長時間おつきあいいただき、お話を
聞かせていただいたり実演していただいたりと大変お世話になりました。ありが
とうございました。
(代表 中村)
ポスター印刷等の準備や当日のフォローを担当した石山みち子さんの感想です。
今年の夏は、例年にない暑さで何をするにも意欲のわかない日が続き、参加者の 動向が気になりましたが、午前午後合わせて16名の参加がありました。中村代 表の開会挨拶の後、デイサービス島講師よりパソボラ利用者としての希望やご自 身がパソコン講師として活動されている様子などを通して、ボランティアの必要 性等のお話がありました。そして三上さん、宮武さんによる「マイワード」「M Mメール」の実技披露、参加者実技体験、懇談会と1時間半の体験会はとても充 実した内容でした。
参加された方々は、皆さんパソコンには慣れている方でしたが、音声対応ソフト には馴染みがないようでPCトーカーの発する音声に感嘆の声を上げておりまし た。懇談会では、さっそくアイネットの活動に共感し「すぐにでも活動のお手伝 いを!」の声を何人もの方からいただき、今回の体験会が成功裏に終わったと感 じました。
実り多い体験会を通して,新しい会員の方が増えそうですね。私たちも,新鮮な 気持ちで一緒に勉強していきたいと思います。「アイネット」の活動がより広が っていくことを期待しながら…。
ワープロや印刷物の活字文書を、同じ紙面に印刷されたSPコードから音声で読 み上げる装置、それが「スピーチオ」。SPコードとは、紙に掲載された情報を デジタルに変える二次元シンボルです。18mm角の中に、Microsoft Wordで入力した日本語(漢字かな混じり)で約800文字のテキストデータ を記録できます。誰もが簡単に、そして大量の情報を紙に記録・掲載できます。
Microsoft Wordで入力した文章をワンクリックでSPコードに自 動変換し、音質の設定は男性/女性の2種類に設定できます。複数ページの文章 も、1ページごとに1つのSPコードを一括して作成します。下記のホームペー ジより無料ダウンロードできます。また、SPコードの公式ホームページもあり ます。
[動作環境]Microsoft Word 97/98/2000/2002 for Windows
[SP-Code.com]
http://www.sp-code.com/
実際にスピーチオを活用している長沢さんに感想をいただきました。
去年の7月、「スピーチオ」の説明会に参加しました。紙の端にあるSPコード のついた部分を、本体にきちんと差し込むのが少し難しいと思いましたが、音声 も聞きやすく、パソコンやピンディスプレイにつなげることや、日本語や英語以 外にも読める外国語があることを期待して申請をしましたが、担当の方に「それ、 何ですか?」と聞かれてしまいました。
何とか説明をして手に入れたものの、しばらくの間本体の説明書以外に、スピー チオの活躍の場がありませんでした。半年以上待って、スピーチオにようやく仕 事が与えられたのは、藤田さんから情報をいただいた「みーむ」という雑誌の購 読でした。私の情報不足かもしれませんが、身近な所にまだまだスピーチオの活 躍の場がありません。これからますますスピーチオが普及していき、SPコード がついた書類が増えるようになってほしいと思います。
函館市若松町33−6
函館市総合福祉センター函館点字図書館内
パソコン点訳グループ「アイネット」
(編集 樫野・加藤)